診断は通常、バリウム検査、上部消化管内視鏡検査、コンピューター断層写真(CT)などにより食道アカラシアと診断されます。
また、診断を確定する精密検査として、食道内圧測定検査があります。
当診療科では、36ch高解像度マノメトリーによる内圧測定行い、下部食道括約筋の機能だけでなく、食道全体の動きを測定することができます。
この食道内圧測定は、食道アカラシアの診断だけでなく、他の食道機能障害との鑑別にも有用です。
嚥下困難という同じ症状でも、食道のどの部分に異常があるかを、食道内圧測定検査を施行することで同定し、適切な治療法の選択につながります。