すべては患者さんの笑顔のために ~京都大学消化管外科~
京都大学医学部附属病院 消化管外科 
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胸腔鏡・腹腔鏡(手術支援ロボットを含む)を用いた内視鏡手術について

内視鏡手術

当科では大きな傷となる開胸や開腹をせず、小さな傷からカメラを挿入して(胸で使うときは胸腔鏡、お腹で使うときは腹腔鏡と呼びます)モニターに映し出しながら鉗子(かんし)と呼ばれる器具などを用いて手術を行う「完全内視鏡下手術」を実施しています。

内視鏡下手術の延長として、手術支援ロボット(ダヴィンチ) を用いた食道切除術も2012年に導入し、2018年からの保険収載に合わせて本格的に開始しています。

内視鏡下手術の利点

  1. 創が小さいため、術後の疼痛が比較的軽度です。
  2. カメラを用いる拡大視効果により、出血の少ないより精密な手術が行えます。
  3. 術後の腸管運動の回復が早く、呼吸機能の低下が開胸手術と比べると軽度です。

さらにロボット支援手術では、反回神経(食道の真横を走る声帯を動かす神経)の麻痺(声がかすれたりします)が減少すると報告されています。

ただし、術式などは個々の患者さんによって状況が異なりますので担当医にご確認ください。