食道がんの治療は外科手術・内視鏡治療・放射線治療・抗がん剤治療と多岐にわたり、それぞれの専門家による治療が必要です。
京大病院では、各科のスペシャリストが集まり、食道がん全症例を検討する食道がんユニットを2007年に開設して以降のべ1500人を超える食道がん患者さんの治療を行っています。
下記のグラフは、当院における食道切除の術式の割合です。
外科手術に関しては、胸腔鏡・腹腔鏡手術を食道がんに対して2005年に導入し、これまで約300例の手術を行ってきました。
さらに、2012年より手術支援ロボットであるダヴィンチSを用いた食道切除を開始し、2017年に最新型のダヴィンチXiが京大病院に導入され、2018年の保険収載より標準術式として行っております。