2025年のAmerican College of Surgeons(ACS)のInternational Exchange Fellowに当科助教の山本健人先生が選出され、10月3日〜7日にシカゴで行われた学会に参加しました!


また、学会後には米国施設見学もセットで行えるトラベルグラントをいただいて、ACS参加後はヒューストンでMD Anderson Cancer Centerの施設見学も行いました。
ACSでは毎年、各国からInternational Scholarを招待しています。
Opening ceremonyでは、各国の代表者が大スクリーンで紹介され、日本から当科の山本健人助教の名前が掲載されました!

International Scholar and Travelers Sessionでは、20カ国の代表者とともにオーラルで発表。


日本の大腸癌診療、当科のロボット手術などについてプレゼンテーションしました。
シカゴの会場McCormick Placeはとにかく巨大で、メーカー展示ブースも驚くほどに広大でした!

International Scholarとして、他にもInternational receptionへの参加や、International relations committeeにオブザーバーとして出席するなど、貴重な体験ができました。

他にも、メンターであるUniversity of Alabama (UAB)のDaniel Chu先生に連れられ、Oxford大学のレセプションへ、さらにUABのレセプションへと、次々にUberでハシゴし、多くの外科医たちと国の垣根を超えて交流ができたのも良い経験になりました。

ACSでは毎年、このようなレセプションが会場周辺で100以上行われているようです。
Chu先生も、一夜に最大12のレセプションに参加したことがあるとおっしゃっており、学会中の交流を非常に重視されていることが窺われました。
学会を通して将来につながる関係性が構築できるのは、まさにACSの醍醐味だと感じます。
各国の外科学会のPresidentたちも招待されており、我が国の外科学会理事長、武冨紹信教授もいらっしゃっていました!

ACS参加のあとはシカゴからヒューストンへ飛び、MD Anderson Cancer Centerへ。


MD Anderson Cancer Centerでは、日本では考えられないほど広大な敷地に施設が立ち並んでいます。
これらの施設をガラス張りのスカイブリッジが繋いでいる光景は、息を呑むような迫力。
世界有数のがんセンターのパワーを思い知りました。
メンターである小西毅先生のご指導のもと、外来や病棟見学、手術見学を行う機会をいただきました!

MD Anderson Cancer Centerの手術室には、Da Vinci Xiが10台、Da Vinci 5が2台、合計12台の手術支援ロボットが稼働しています。
各手術室には当然のごとくサージョンコンソールが2台置かれ、教育環境も整っています。
コスト度外視で最善のデバイスを次々出していく様子には圧倒されました。

George Chang先生、小西毅先生と3ショット。
貴重な体験をさせていただき、本当に感謝です!