9月28日、お台場の日本科学未来館で、小中高生向け手術体験イベント「オペスル」が開催されました。
このイベントは日本外科学会が昨年から始めた取り組みで、当科の山本健人助教が実行委員長を務めています。
昨年はわずか3日で700名の定員が埋まったため、今年は規模を倍増させ、目標を1500名に設定。
ところが、登録サイトをオープンしてわずか1日で全てのコンテンツの定員が埋まるほどの人気でした。


当日会場には、全国各地から大勢の子どもたちが詰めかけ、腹腔鏡手術やロボット手術体験、縫合、結紮体験、外科医の手術実演、講演などを楽しんでくれました。
当科からは、肥田侯矢准教授、大学院の大西竜平先生、後藤健太郎先生、また京大関連病院の若手代表として大下恵樹先生も参加。
子どもたちの指導にあたったほか、大ホールでの実演コーナー「スゴッ技LIVE!!」でも会場を沸かせました。


(糸結びの実演をする肥田先生、司会進行の大西先生・後藤先生)
実演が終わると、子どもたちからの質問がやまず、
「1日に手術は何件くらいするんですか?」
「一番難しかった手術はなんですか?」
など、子供らしい疑問に当科スタッフたちが答えていました。
昨年の企画立ち上げから実行委員長を務めている当科スタッフの山本助教は、当日の運営と講演の司会を担いました。


さらに、今年は全国から50名以上の医学生も子どもたちの指導役として集まりました。
京都大学からも外科志望の医学生9名が参加し、スタッフと合わせて14名の大所帯でオペスルを盛り上げました。


たくさんの子供たちが私たちの仕事に興味を持ってくれる。
こんなに幸せなことはありません。
私たちスタッフも、外科という仕事を少し誇らしく思える、そんな1日になったと思います。
また、学生さんたちに外科の魅力を伝えられる良い機会にもなりました。
引き続き、若い世代の未来のために、京大消化管外科は邁進し続けます。
