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再発は血行性転移や腹膜播種が多く、リンパ節転移はまれとされています。
再発した病巣を再手術で完全摘出できる患者さんもおられますが、再切除後は、高率に再々発することが知られているので、再発GISTの手術には十分な評価が必要です。
再発が確認された患者さんや切除不能と判断された患者さんは、原則としてイマチニブ(グリベック®)という分子標的治療薬で治療を行います。
KITあるいはPDGF-Rαというタンパク質の異常な活性化でGIST腫瘍細胞の増殖はおこりますが、イマチニブはこの増殖過程における指令系統を分子レベルでブロックして、腫瘍の増殖をおさえるように設計された飲み薬です。