文字サイズ

診療内容

胃がんのロボット支援手術

腹腔鏡手術にはその項でご紹介したように多くの長所がありますが、その一方でいくつかの弱点も指摘されています。たとえば、腹腔鏡手術ではカメラを通して手術部位をみながら操作を行いますが、カメラを通しての視野は2次元であるため、立体感がありません。また、腹腔鏡手術用に開発された長い鉗子を使用して手術を行うには、手術操作に慣れや熟練も必要です。また、人間の手指のように関節がない道具であるため、縫合操作など繊細な作業は難度が高くなります。こうした短所を克服して腹腔鏡手術の精度をさらに向上させるために、近年「手術支援ロボット」が開発され、導入が始まっています。
「手術支援ロボット」は、従来の腹腔鏡手術用を「支援」するために開発されたロボットで、先端に関節がついており自由に曲げることができる鉗子を、外科医が操作ブースに座って操ることによって、よりスムーズに手術を行うことを可能にしています。つまり、「ロボット」は道具であり、実際に手術を行うのは外科医です。
支援ロボットを使用しての腹腔鏡手術(「ロボット支援手術」)では、操作の自由度が増すだけではなく、映像も3次元となり、従来の腹腔鏡よりも奥行や立体感がつかみやすくなっています。また、操作鉗子の手振れを補正する機能がついているため、手術部位をさらに拡大して従来の腹腔鏡手術よりも、精密な手術が可能になりました。日本でのロボット支援手術はまだはじまったばかりで、現在前立腺全摘術にのみ健康保険が適応されている状態ですが、今後胃がんを含むほかのがんにも応用が広がっていくと予想されます。
 京大病院では、平成23年度より手術支援ロボットを導入し、平成24年1月から胃がんへも応用を始めており、現在日本でロボット支援胃切除術が行える限られた施設のひとつとなっています。ただし、現時点では胃がんに対するロボット支援手術は、保険適応をうけていないため、「自費診療」となります。詳細は別途お問い合わせください。


胃がんと言われたら

胃がんの治療実績

早期胃がんとは

胃がんの転移と診断

胃がんの進行度と治療法

胃がんの手術

胃がんの腹腔鏡手術

胃がんのロボット支援手術

胃がんの術前化学療法

胃がんの術後化学療法

切除不能胃がんの治療

胃がんに対する臨床試験

page top